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牛黄(ゴオウ)
BEZOAR BOVIS

 牛黄とはウシの胆のう中に生じた結石のことをいいます。性状は球形が多いが、ときにサイコロ状、三角形のものもあります。質はもろく、砕きやすく、破砕面には黄褐色〜赤褐色の輪層紋があり、またしばしば輪層中に白色の粒状物又は薄層をまじえます。
 中国では鎮痙、鎮静、解毒、解熱、中風など、広く用いられています。
 日本でも古くから牛黄は使用されており、東大寺二月堂では、お水取りの行法中に牛玉日が定められており、「牛玉・陀羅尼」摺りが行われます。御札の牛玉墨には、墨汁、お香水と、牛黄が混ぜ合わされます。この護符を「牛玉宝印」といって、無病息災、厄よけのお守りとして有名です。民間では難病、急病の際にはこの牛玉宝印を水に溶かして服用し、生き返ったという話も数多く伝えられています。当社では東大寺、薬師寺、松尾寺に牛黄を奉納させて頂いています。
 牛黄の主成分はビリルビンで、その他胆汁酸類、アミノ酸などが含まれております。
 牛黄の薬理作用として、高血圧下降、解熱、低酸素性脳障害保護、抗炎症作用、強心、解熱、利胆、鎮静作用、鎮痙作用、杭血管内凝固作用などが報告されています。
 また、牛黄の抗炎症作用は蟾酥(センソ)と配合すると相乗的に効果が強まることが示されています。
 
牛黄を配合した当社製品:ドラゴンゴオウカプセル、仙客葆光、成光片仔膽、成光仁救、仁救六神丸、かぜリートンカプセルC、エフニン、かぜ童風、禄丈ロイヤル成光、アカシカローヤル

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