戻る

当帰(トウキ)
ANGELICAE RADIX

 トウキ又はホッカイトウキの根を湯通ししたものです。奈良県を主として日本各地の薬園で栽培されてきた多年生草本です。栽培品の原種は中国からの渡来説や日本の野生種を栽培したとの説など明らかになっていません。婦人病の妙薬として漢方薬でも頻繁に処方されている生薬の一つです。
 成分は精油成分としてリグスチライド、ブチリデンフタライド、セダン酸ラクトン、サフロールなどです。
 薬理作用は、抗アレルギー、抗炎症作用、血圧下降、鎮痛、鎮静、血小板凝集抑制、免疫賦活作用や抗腫瘍作用も認められています。
 用途は漢方処方用薬で、婦人薬、冷え性用薬、保健強壮薬、精神神経用薬、尿路疾患用薬とみなされる処方及びその他の処方に高頻度で配合されています。また、茎葉の乾燥品は薬湯に用いられています。

当帰を配合した当社製品:禄丈

戻る


成光薬品工業株式会社  SEIKO PHARMACEUTICAL CO.,LTD.
Copyright (c) 2014 Seiko Pharmaceutical Co.,Ltd. All rights reserved.