【コーラスフェスティバルが行われました!】

本来11月に開催予定だったコーラスフェスティバル。ついに開催することができました。この日のために、ごく短い期間でしたが、真美中のみんなは一生懸命練習をしていました。

この1か月間は、職員室で仕事をしいていると、音楽室から歌声が聞こえてきます。「そういえばコロナ渦になってから、歌声が聞こえることもなかったなぁ」と思い、なんだか、少しずつですが、日常が戻ってきた気がしてほっとします。

迎えた当日、1年生、2年生ともに素晴らしい演奏を披露してくれました。私が特に印象的なのは、3年生の発表のスタート前。1年生、2年生の発表を画面越しではありますが見た後の3年生は「よっしゃ、次は自分たちや!」というような雰囲気で、堂々と、エネルギーの溢れた様子で、体育館に入ってきました。「がんばるでー!」「声出そうな!」「あ~あ~あ~♪」と楽しそうに発声練習をする3年生みんなの雰囲気が、なんだかとっても素敵に感じました(この場面は、配信されていない間の時間です)。

なのに、上西先生(3年生の音楽担当の先生)が「3年生のみなさん」と話を始めると、ぴたっ、と話をやめ、コーラスの諸注意に耳を傾ける、この動と静の使い分けの良さ。さすが、真美中の最高学年、と感じずにはいられない。そして、なんだか、こういう場の雰囲気と時間を子どもたちと共有できるのは「学校の先生になってよかったなぁ」なんて感じる瞬間でした。歳とともに涙もろくなっちゃいます。うん、なんだか、本当にいい時間でした。

3年生の「春に」の演奏も素晴らしくって、また涙がうるっと。素敵なコーラスフェスティバルになりました。みんなで歌うって…いいですね。

 
YouTube配信の裏側】

学校の教員って勉強を教えたり、部活の指導をしたり、生徒指導をしたり、行事の予定を立てたり…と多岐にわたります。私が教員になりたての頃に先輩から「学校の教員はなんでもできないとあかん」と教えられたものですが、まさかYouTubeの配信までお仕事になるとは…。時代の変化を感じます。

ということでYouTube配信のお勉強を始め、なんとか一応、配信はできるようにはなりました。なりはしましたが、カメラ1台で全体をうつして配信してみると、「うーん、なんだか写真から声が出ているみたいだなぁ」と感じました。見ていて退屈でした。

 コーラスは当たり前ですが、生で聞いてもらうのが一番。でも、それはもうできないので仕方ない。それで、次に思ったことが、「配信でしか見られない画像があるといいなぁ」と考え、指揮者や伴奏者を前から撮れないかと考えました。そうなるとカメラが複数台必要で、そしてそれを切り替えることが必要で…なんて考えだしたら、次は「じゃあそれに必要な機材は何か」を…なんてことを日々考え、調べていました。

 

 
パソコンにカメラ4台接続しています!
  迎えた当日、ビデオの電源が突然落ちたり(気づきましたか?)、配信のスタートがうまくいかなかったり(スタート時にエラーが出ました)、各学級のテレビに映し出すのに時間がかかったり(少し遅れてスタートしたのはこれが原因です…すみません)、と実は(ちょっとした)トラブル続きだったのですが、生徒たちは、本当に元気よく歌いきってくれました。我々は「教えるプロ」として仕事させてもらっていますが、新しいことを「学ぶプロ」にもなっていかなければいけないなぁ、と感じた、このコーラスフェスティバルの配信でした。